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『宇部興産、タイで化学材料を増産』

2015年11月01日

・宇部興産は自動車シート向けの合成皮革などに使う化学材料を増産する。2018年度にかけて年産能力を1万6000トンと2倍程度に引き上げる。まず10月内にタイ工場で新プラントを稼働し、数年後にもプラントを追加した。中国を中心にアジア向けに売り込む。増産するのは世界シェアを約6割持つ「ポリカーボネートジオール(PCD)」座席シートの合成皮革に使うと表面がはがれにくく、見た目の良さを維持できるという。同社はPCDを日本とスペインで年間約8000トン生産している。10月内にタイ工場でも年間生産能力3000トンのプラントを立ち上げた。さらに10億円弱を投じて18年度にはタイ工場の生産能力を2倍の6000トンにする。中国などの自動車部品メーカー向けに出荷する予定。スペインの工場でも生産効率を高める。18年度の売上高目標は約80億円で、14年度の2倍に拡大する計画だ。(H27.10.17日本経済新聞)

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