2018年03月02日
・トクヤマ(周南市)と長州産業(山陽小野田市)は、太陽光発電を利用した高効率の水素製造システムの屋外実証試験の設備を2月から始めた。2月22日に実証試験の設備を報道関係者に公開した。システムは、制御と水素発生に用いる二つのコンテナ、最大50キロワットの太陽光発電設備などで形成。アルカリ水電解法で水を電気分解して水素を発生させ、高純度に精製して供給する。製造能力は、従来のシステムの7倍となる1時間当たり7立方メートルで、燃料電池車1台を満充電できる水素を毎日供給できる。トクヤマ化成品第一製造技術課の主任は「オリジナル性のある技術を水素ステーションとの連携、エネルギーの自給自足、大規模な製造などにつなげたい」と期待を込める。(H30.2.23山口新聞、日本経済新聞)