2024年07月31日
・同社は6月21日、自家発電の燃料を石炭からアンモニアに置き換えるため、関連する設備の基本設計に来年着手する方針を明らかにした。出光興産(株)徳山事業所から調達する想定で、パイプライン敷設を検討する。実用化の時期は「2030年前後」との見通しも示した。同事業所は、石炭火力発電が6基あり、合計出力77万6千キロワットは単一の事業所として国内最大級。今後、アンモニアの燃料活用は周南コンビナートで連携して進める。コンビナートに工場を構える同社と出光興産(株)、(株)トクヤマ、日本ゼオン(株)の4社は22年、アンモニアを年100万トン超の規模で利用する体制を全国に先駆けて構築する目標を発表。出光興産(株)を中心にサプライチェーン(供給網)を整え、脱炭素の実現と競争力向上の両立を図る。(R6.6.22 中国新聞)