2024年11月15日
・同社は10月9日、周南市の帝人徳山事業所跡地で計画する新プラントの建設に関する協定を県、市と結んだ。半導体関連などの材料として需要増を見込む高機能樹脂を生産するプラントで、2025年中に着工し、28年中の完工、操業開始を目指す。設備投資額は同社として過去最大の約700億円。新プラントで生産するのは高機能樹脂シクロオレフィンポリマーで、スマートフォンやテレビのディスプレー、医療分野などにも使われる独自の素材。現在は徳山工場から約200キロ離れた岡山県水島工場にある四つのプラントで年間約4万トンを生産している。新プラントの生産能力は年間約1万2千トンで、将来的には水島と同水準にまでに引き上げる方針。(R6.10.10 山口・中国新聞)